LDとADHDは違うのか?
重なる部分もあるが、厳密には異なります。
ADHD(注意欠落/多動性障害)
注意力に関する特徴と、多動性に関する特徴があります。
注意力に関する特徴
・不注意が多い
・話しかけられても、聞いていないように見える
・注意が続かない
・義務をやりとげられない
・順序を理解できない
・精神的な努力を要することを嫌う
・必要なものをよくなくす
・外部からの刺激に気が散りやすい
・毎日の課題を忘れてしまう
多動性に関する特徴
・手足をソワソワと動かしたり、もじもじする
・座っているときにすぐに立ち上がる
・余計に走り回る
・じっどしていない
・静かに遊ぶことができない
・しゃべりすぎる
・質問が終わるのを待てずにしゃべり始める
・順番を待てない
・他人の邪魔をする
・対人関係に障害がある
・言葉の使い方、表情に困難がある
・こだわりや興味のあり方がかたよっている
・視覚や聴覚、嗅覚などが敏感なことが多い
ADHDはおとなしいLDとして見落とされがちです。このような子どもは目立ちにくく、問題の発見が遅れる恐れがあります。
行動に問題が少ないと見落とされやすい
LDのタイプや、困難の程度はさまざまですが、「わからない」と周囲に伝えずに、おとなしく授業をやりすごす習慣がついていると、周囲がLDであることに気づかないという二次的な問題が出てきます。